WEBサイトを公開するためには、サーバーを借り、ドメインを取得する必要があります。
まずサーバーを借りる必要がありまして、サーバーについては別記事でご紹介しています。
下記記事を参考に、サーバーを選び、借りてみてください。
https://base91.net/server/
上記の記事に従ってサーバーを借りたら、今度はドメインを取得する必要があります。
ドメインとは、一般的にはURLという言葉で知られています。
WEBサイトをブラウザで見るために使う、あのURLですね。
ドメインは「住所」のようなものです。
たとえば、家を立てたとしても、住所がなければ、家がどこにあるかはわかりません。
サーバーについてお話した時、サーバーは倉庫のようなものとお話しました。
倉庫の住所がなければ、どこに荷物があるかわかりませんよね。
ドメインとは、自分が作ったWEBサイトがどこにあるかを表す住所そのものなのです。
僕たちはブラウザという小さな窓を通してインターネットの世界を見ています。
そして、ドメインという住所を参照して、各WEBサイトやWEBアプリを見て、使っているのです。
通常「abcde.com」 のような形で、ドメインは表示されます。
「abcde」の部分は自由に決めることが出来るのですが「.」以降は決まりがあります。
いくつか最初から用意された中から選ばなくてはなりません。
代表的なものに「.com」「.jp」「.net」などがあります。
ドメインは「自由に決められる文字列」+「.」以降の文字列、を繋いでできています。
そして、同じドメインは2つ取得できません。
誰かに取得される前に、自分のドメインを取得する必要があります。
理想のドメインが手に入るとは限らず、早いものがちなのです。
ドメインは「ドメインを取得するための業者」を通して取得します。
最も日本で知られているのは、「ムームードメイン」や「お名前.com」です。
双方の差は、やや価格がムームードメインの方が安いということ。
どの部分での価格差かと言えば、whois情報が関係しています。
whois情報とは、ドメインを借りた際に公開される、契約者の氏名や住所、電話番号です。
誰がドメインを持っているのか、公開する必要があるのです。
しかし、プライバシーがありますので、公開したくない場合もありますよね。
ですから、ドメイン業者がwhois情報を自社の内容で上書きしてくれるサービスがあります。
それが、ムームードメインだと無料で提供されます。
一方でお名前.comだと、現時点では、年額980円かかります。
キャンペーンでwhois情報無料で提供してくれることもありますが、2年目からはかかるでしょう。
そうなると、費用面では、ムームードメインが勝ちそうです。
他、ドメインの業者を選ぶ基準としては、単純に管理をどこでしやすいかです。
例えばムームードメインはロリポップと同じ会社が運営しています。
なので、ムームードメインで取得した場合、ロリポップサーバーとの接続がスムーズです。
ただ、サーバーが他の業者だった場合、大して違いはありません。
それに「ロリポップからサーバーを移動した場合」は無意味になります。
僕自身は「お名前.com」ですべてのドメインを管理しています。
選んだ理由は「有名だから」で選びましたが、大して弊害はないようです。
もう1点、ドメインを保管する業者は、基本「変えない」と意識しておきましょう。
1度ドメインを取得したら、追加でドメインを取得する時も同じ業者で行うからです。
あっちこっちの業者でドメインを管理せず、一箇所で管理したいですからね。
つまり、ドメイン保管庫として業者を、うかつに移動できなくなるのです。
「他の業者にドメインを移す手続きも、面倒くさい」ですから。
個人的な感想としては、画面の使いやすさはお名前.comの勝ち。
価格はムームードメインの勝ち、と言った判断です。
お名前.com、ムームードメイン、どちらか好みの方で取得してみてください。
WEBサイトを表示するにも、まずはドメインが無ければ始まりません。
僕自身はなんとなく、画面の使いやすさと知名度でお名前.comを選んでします。
どうやってドメインからWEBサイトが見られるようになるの?
サーバーにあるWEBサイトを、ドメインで見られるようにするに、2つやることがあります。
まず1つめが、ドメインに「このサーバーを見て〜」と指示を出すこと。
そして2つめが、サーバーに「このドメインを受け入れて〜」と指示をだすこと。
ドメイン側とサーバー側、どちらにも指示を出す必要があるんですね。
では、どうやって指示を出せば良いのでしょう。
まず、サーバーはそれぞれ「ネームサーバー」という情報を持っています。
自分のサーバーがどこかを指し示すものです。
このネームサーバーという情報を、ドメイン側に教えてあげます。
例えばエックスサーバーを借りたとしましょう。
エックスサーバーのネームサーバーは、下記のようなものです。
- ネームサーバー1 ns1.xserver.jp( 219.94.200.246 )
- ネームサーバー2 ns2.xserver.jp( 210.188.201.246 )
- ネームサーバー3 ns3.xserver.jp( 219.94.200.247 )
- ネームサーバー4 ns4.xserver.jp( 219.94.203.247 )
- ネームサーバー5 ns5.xserver.jp( 210.188.201.247 )
この情報を、すべてドメインのネームサーバー入力欄に設定してあげるのです。
例えば「お名前.com」のネームサーバー入力欄では下記のようにします。
これでお名前.comのドメインに「エックサーバー見て〜」と指示が出せました。
なお、別のサーバーの場合「サーバー名」「ネームサーバー」で検索してみてください。
必ず、借りているサーバーのネームサーバーが見つかるはずです。
次は、サーバー側に「このドメイン受け入れて〜」と伝える必要があります。
大抵「独自ドメインの設定」という、ドメインを追加する場所があるんですね。
どのサーバーでも一緒ですが、エックスサーバーの例で言えば、下記のようになります。
上記のような形で、新しいドメインを追加します。
どんなサーバーであれ、設定する画面は違っても、流れは一緒です。
ドメインも、お名前.comだろうがムームードメインだろうが、基本的な流れは変わりません。
画面を見て分からない場合は「サーバー名」「独自ドメイン設定」で検索してみてください。
独自ドメインを設定する方法が見つかるはずです。
こうして、互いの存在を認知させることで「abcde.com」がサーバーに繋がります。
大体、30分〜24時間以内には、反映されるでしょう。
結果、サーバーの中のデータを「abcde.com」から閲覧できるようになります。
あとは、作ったWEBサイトのデータをサーバーにアップロードすれば、WEBサイトを公開できます。