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組織化システムを理解しよう

情報アーキテクチャ|2020年12月24日

2020年12月24日
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組織化システムとは、簡単に言えば情報をカテゴリーごとに分けることです。
WEBサイトを作る時に、ページごとに様々な情報が掲載されていますよね。
どんなページがあり、そこにどんな内容が入るのか。
散らばった情報を、分類し、整理整頓する段階です。

具体的な情報アーキテクチャのステップに関しては、後ほど説明しますが、情報アーキテクチャでは、最初にまず情報を集めます。
しかし、情報は分類しなければ個別でバラバラに散らばったままです。
それでは、どのページに、どの内容を入れたらよいのかわかりません。
だからこそ、整理整頓する必要があるのです。

しかし、情報をまとめるといっても、情報にはたくさんの種類があります。
例えば年表のようにまとめたほうがいい情報もありますし、カテゴリーを作って分類したほうがいい内容もあります。
場所の情報であれば、土地の分類として分けたほうがいい場合もありますし、顧客管理システムのようなものであれば、顧客を職種やスキル等でまとめたほうがいいこともあるでしょう。

中でも、一番大事なのは、ユーザーの視点です。
どのまとめ方がユーザーにとって情報を見つけやすいのか考えましょう。
情報を分けるとだけ言うと簡単そうに聞こえます。
しかし、適切に分けるためには深い試行錯誤が必要なのです。

それでは、まず、情報にはどんな分類があるのか、見ていきましょう。
情報のまとめ方は大きく分けて8つに分類されます。

アルファベット

単純に、A〜Zまでアルファベット順に分類します。
これは主にサイトマップとして使われる分類法になります。
もちろん日本語の「あいうえお順」でも構いません。

時系列

年表、もしくは更新日時順の並び替えなどに使われます。
ブログ等の更新日時であれば、むしろエンジニアの仕事で、自動的にソート(並び替え)されるようにプログラミングを組みます。
とは言え、設計段階で何もしなくていい、ということではなく、例えば会社の歴史やバイオグラフィーなどは、手動で情報を集め、まとめる必要があります。

地理的

例えば賃貸物件やホテルなどを検索するサイトなどが、これに当たります。
場所を重視する情報では、地域別に情報をまとめる必要があります。
不動産だけではなく、例えばコンビニのように、フランチャイズで膨大な店舗数を紹介する必要があるサイトにとっても必要です。

カテゴリー

これは、ブログのカテゴリーだけを意味しているのではありません。
例えば会社のコーポレートサイトを確認してみてください。
コンセプトや会社情報など、グローバルナビを中心に、各情報がページごとに別れていますよね。
コンセプトや会社情報も一種のカテゴリーであり、その中に掲載されている内容は、すべてコンテンツです。

このように一般的なコーポレートサイトでも、各ページをカテゴリーごとに分類し、情報をまとめて表示しているのです。
カテゴリーとして情報を分けることは、どのサイトでも必要になるでしょう。

タスク

WEBサービスなど、何かユーザーの操作が必要なサイトは当てはまります。

例えば、ノーコードでWEBサイトを作れるサービスがあったとしましょう。
ユーザーが直接操作すべき機能はたくさんありますよね。
それぞれの機能を「新規作成」「デザイン」「書き出し」「設定」のようなタスク別に分類すると、ページごとの機能がイメージしやすくなります。

サービスだけでなく、一般的なコーポレートサイト等でもタスクは発生します。
例えばメールフォームなどはユーザーが操作しなければなりません。
ユーザーが何か操作をする時、どんなアクションをユーザーがしなければならないのかをタスクとして分解し、まとめてみましょう。

顧客

amazonの商品おすすめ機能を思い出してみてください。
ユーザーの行動によって表示内容が変わりますよね。
ユーザーによって適切なデータを表示することをパーソナライズと言います。

今回の「顧客」とは、各コンテンツをパーソナライズするために、ユーザー情報を一定のカテゴリーに分類するという意味です。
例えば、性別、年齢、エリアなどがこれにあたります。
男性が見た時と、女性が見た時、広告を出し分けることも出来ます。

パーソナライズするには、会員登録と個人情報の入力が必須です。
何のデータもなければ、個人にあわせて表示を変えることはできません。
会員登録する時に、どんな個人情報を入力してもらうかが大事です。
個人情報の豊富さによって、パーソナライズされる内容も変化するでしょう。

メタファー

喩え全般の分類をメタファーと呼びます。

情報の表現方法は様々で、アイコンなどがそれにあたります。
スマートフォンを見ると、それぞれのアイコンにアプリがついています。
STARTOUTでも、ナビゲーションの横にアイコンをつけています。
このように、ある情報をそれらしいものに関連付けることがメタファーです。

ただ、アイコンだけに限ったことではなく、言葉でも同様です。
例えばTwitterの「タイムライン」も、メタファーの一種と言えるでしょう。
タイムラインを発明した時に、開発者はこう考えたはずです。

「さて、この機能を一体なんと呼ぼう?」

既存のカテゴリーでは分類できない情報に関して、喩えのような言葉で表現するのもまた、メタファーの一種です。

職業やスキルなど社会的分類

Facebookなどのソーシャルネットワークでは、自分の職業を設定できます。
こうした分類があるからこそ、特定の職業や社会的立場の人だけに、見せたい広告を表示させることも出来ます。

また、スタッフや写真紹介の時に、役職で社員の情報を分類しますよね。
一般的なWEBサイト制作でも、よく使われる表現方法です。
取締役の紹介、デザイナーの紹介、エンジニアの紹介。
こうした役職等の分類もまた、社会的分類に入ります。

以上、8項目の分類についてご紹介しました。
情報分類において、多くの場合が上記の8つに当てはまります。

情報アーキテクチャは集めた情報をまず整理することから始まります。
各分類に整理することで、どんなページを作ればいいか、そして、どのページに何の情報を入れればいいのか、決めやすくなるのです。

具体的な方法はこれからご説明しますが、集めた情報が規則性なく散らかった状態からページを作るより、明らかに論理的に、かつ混乱せずに情報の置き場所を決めていくことができます。

トップダウンとボトムアップ

一通り情報をまとめたら、今度は、情報同士をつなぎ合わせます。
WEBサイトは、たくさんのページが連なることで出来ています。
ページからページへ移動することで、情報の間を行き来しながら、目当てのコンテンツを発見する媒体が、WEBサイトなのです。
ですので、情報と情報のまとまりを、どうつなぐか検討しなければなりません。
情報をつなぎ合わせ、見つけやすくする設計には2つのアプローチがあります。

トップダウン型アプローチ

WEBサイトの作り方を学んだ方は、一度は耳にしたことがあると思いますが、サイトマップという図があります。
サイトマップは、WEBサイトの設計を表したツリー状の図です。

サイトマップでは、トップページから始まり、ツリー状にどんなページが、どこに連なっているのか表されますが、トップダウン式とはまさに、サイトマップのようにトップページから順に考えていく方法です。
言ってみれば「トップページから考えて、どうすれば対象の情報を見つけやすいか」という思考を元に設計していくアプローチです。

ボトムアップ型アプローチ

一方で、例えばブログなどは、画面を開いたと同時に記事一覧が表示されるケースが多いかと思います。
このように、データベースに保存されたデータから考えていくのが、ボトムアップ型のアプローチになります。

ボトムアップ型はデータベースから検索する時に「どうすれば探しやすくなるか?」という思考を元に設計します。

各データにどんなメタデータを入れ込むのか、そして、どのように検索をかけて、どのような条件でデータを表示するのか、と言うように、一種のアルゴリズムを必要としますので、バックエンド開発スキルとの連携はかかせません。
Googleの検索エンジンなどは良い例です。

情報アーキテクチャにおける組織化とは、情報の分類法であり、集めた情報をどのように「サイトマップ」や「検索」に落とし込んでいくか、という設計でもあります。
今回はトップダウン型とボトムアップ型の考えがあるということを、ひとまず記憶しておいてください。
具体的な作り方の詳細については、また後ほどご説明します。

トップダウン型とボトムアップ型は、どちらか一方で考えれば良いということではなく、2つどちらも考える必要があります。
双方の情報探索方式を深く試行錯誤することで、ユーザーがより情報を見つけやすくなるでしょう。

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