関数と聞くと、何やら難しそうな印象を受けますよね。
実際に触ってみると、そんなに難しいことではありません。
簡単に説明すると「ある機能をあらかじめ作っておいて使い回す」文法です。
例えば「テキストの語尾」に「にゃん」をつけたいとしましょう。
通常、テキストは様々な場所で使われています。
ユーザーの発言や、サービス内容の説明、メッセージ。
「にゃん」をつけるという同じ処理を、あらゆる場所に書いては、管理が面倒です。
さらに、もし「〜にゃん」を「〜っちゃ」に変えたい時。
すべての記述箇所を変える、となったらうんざりしますよね。
そんな時、関数を使うと便利です。
「にゃん」をつけるという処理を書き、使いたい箇所で呼び出せば良いですね。
すると、もし「にゃん」を「〜っちゃ」に変えたい時も一瞬です。
何度も同じ処理を修正しなくてすみます。
このように、効率化にとって、大事な意味を持つのが関数なのです。
関数もプログラミング全般において、頻出の文法です。
しっかりと使いこなせるようにしておきましょう。
ミッションの内容
今回のミッションは、変数に入れた文字に「にゃん」とつける関数を作ります。
下記のファイルを再現してみてください。
一見、ただHTMLに文字が書かれているように見えますがそうではありません。
変数に入った文字に対し、関数で「にゃん」をつけて出力しているのです。
まず、ソースコードの解説を読み、自分自信で実装してみてください。
どうしても分からない場合は回答ファイルを参考にしましょう。
ソースコードの説明を下記に記載します。
まず一通り目を通して、同時に自分のエディタで試してみてください。
ソースコードの解説
まずは、全体のソースコードをみてみましょう。
<?php
//nyanという関数です。
//呼び出す時に$wordInputにテキストを入れると、そのテキストの後ろに「にゃん」がつきます。
function nyan($wordInput){
//$wordInputを通してテキストが中に引き継がれます。
//.で「にゃん」をつなぎます。
$wordInput = $wordInput."にゃん";
//returnで「にゃん」がついたテキストを返します。
return $wordInput;
};
//自由に言葉を入れましょう。
$wordInput = "こんにちは";
//nyanの結果を$resultWordに入れて、echoで表示させます。
$resultWord = nyan($wordInput);
echo $resultWord;
?>
まず、関数で「にゃん」をつける処理を書きます。
関数nyanを呼び出すと、$wordInputに入った文字の語尾に「にゃん」がつきます。
関数nyanの呼び出し方はnyan($wordInput)です。
変数$wordInputには「にゃん」をつけたい文字をいれておきましょう。
関数の中身は単純です。
$wordInputの語尾に「にゃん」を加えて$wordInputに入れ直します。
そしてreturn $wordInput;で、にゃんのついた文字を返します。
にゃんのついた文字を受け取るには$resultWord = nyan($wordInput);とすればOK。
returnで帰ってきた「にゃん」つきの文字が、$resultWordに入ります。
あとはecho $resultWord;で出力すると「にゃん」のついた文字になります。
関数nyanは一度つくれば、どこでも呼び出せます。
また「にゃん」ではなく「〜っちゃ」に変えたい時も、関数の文字を変えれば全て変わります。
なんとなく関数の使い方を理解できたでしょうか。
何度でも繰り返して練習してみてください。
次回はいよいよデータベースに保存する方法について説明していきます。