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英語をデザイナーやエンジニアが覚えた方が良い理由

STARTOUT BLOG|2019年11月24日

2019年11月24日
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近年、デザイナーやエンジニアに「英会話」の習得を勧める流れができています。
今、なぜ英会話が必要なのでしょうか。
プログラミング言語が英語だから? そんなはずはありません。

一言で言えば「覚えないと生き延びることにハードルが1つ増えるから」です。
英語無しで問題無かった「今までの日本の仕事がむしろラッキー」だったと言っても良いでしょう。
高度経済成長以来、日本は独自かつ大きめの市場を自国で持っていました。
極端な話し、日本国内だけでもやっていけたのです。
高度経済成長からのボーナスにあやかっていたと言っても良いでしょう。

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海外の人材がどんどん入ってくる

日本の市場でありながら、今後、優秀な海外の人材がどんどん入ってくるでしょう。
多国籍な人材が、一緒に働くようになるのも時間の問題です。
腐っても日本は世界第三位の経済大国、市場そのものには旨味があるのです。
強制的にグローバル化されていくのは、そんなに遠い未来ではありません。

もしくは世界10位以下になり、日本人がみんな貧乏になり、さらに貧富の差が拡大するか。

ですから、英語を覚えていない、覚えていなくても外国人と働くことに抵抗がある状況だと厳しいです。
じわじわと日本人の市場価値が下がる可能性が大きい、ということです。

特にITは最初からグローバル

さらに、エンジニアやWEBデザイナーのような仕事はなおさらです。
自由で世界のどこでも通用する反面、一気にリモートで国際化する可能性が高いでしょう。

現に最新スタートアップ企業は数人のメンバーでありながら、海外の人材でも惜しみなく活用します。
大企業もYahoo本社などいけばわかりますが、出入りしてる人が外国人と日本人半々の時もあります。
ミーティングだと呼び出されれば、隣から英語、韓国語、中国語など、多言語が飛び交う状況です。

こうした環境はこれから日本市場で通常のことになります。
おそらく10年以内にもっと加速しますし、都会だけの話ではなくなるでしょう。

なので、自分自身の感覚を国際化し、準備を整えていくことをおすすめします。
スムーズにコミュニケーションを取れる状態に自分を研磨していく必要があるのです。

向上心自体で負けている

最近、働く意識調査でこんな結果がでました。

日本を含むアジア太平洋地域(APAC)14の国・地域における就業実態・成長意識

  • 外国人と一緒に働くことに抵抗はない – 最下位
  • 勤務先以外での学習や自己啓発 – 最下位
  • 出世意欲 – 最下位
  • 起業・独立志向 – 最下位
  • 女性上司のもとで働くことに抵抗はない – 最下位
  • 働き続けたい年齢 – 63.2歳でトップ

パーソル総合研究所 日本の「はたらく意識」の特徴を国際比較調査
https://rc.persol-group.co.jp/news/201908270001.html

さて、ここから何が読み取れるでしょうか。
様々な要素を考慮する必要がありますが、確実なのは下記です。
細かいことは簡略化して、シンプルに言います。

1. 自己研磨意欲も低く、出生意欲も起業意欲もない。
—- 確実に海外に負けて市場を取られ、日本人の需要が下がる。
—- 現在もすでに周りを見渡せばそうなっている。

2. 高齢でも働き続けたい人間が多い。
—- 既得権益(と言うと安っぽいですが)立場を守る老人が上に詰まって若手が登れない。
—- 結果、新しいことや新技術の導入が遅れ、海外諸国に圧倒的敗北する。
—- 現在もすでに周りを見渡せばそうなっている。
—- 最近、少しずつ変わりつつある。

3. 女性や外国人と働くのが苦手
—- 圧倒的に海外に負けるということは海外の優秀な人材がどんどん日本に入ってくる。
—- 結果、日本環境全体、特に「頭脳」を担当する人は全員外国人になる。
—- ダイバーシティ文化に慣れているので女性でも外人でも上司になる。
—- 環境に慣れていない日本人は圧倒的についていけなくなる。

こんな状況では、海外の企業に全部取られます。
日本人の需要がみるみるうちに低下していくのは間違い有りません。
つまり、日本人の基本能力では仕事も得られず貧乏になる、ということです。

なお、今、先進諸国では日本人の存在は完全に「蚊帳の外」です。
ほぼ「いないも同然」と言っても良いでしょう。

一時期、日本人の評判は、他の先進国でひどく下がりました。
シリコンバレーや中国に行けば、見に来るだけで何もビジネスにつながらない。
何したいかわからない、相手にするだけ時間の無駄。
という扱いになっていたのです。
勉強という名目で来る割には、何も行動に移さないからです。

さすがに、今は少しは改善されてきたかもしれません。

新規事業に対する投資額が全然違う

また、企業として活動する額が圧倒的に違います。
たとえば新規事業スタートアップに対するアメリカ、中国の投資額は一発10億円以上。
むしろ、10億円「程度」だと話にならないレベルです。
一方で日本は1000万円程度かつ、大きくても1億円。
投資金額の差は、そのまま成長の差にも繋がります。
米のベンチャー投資額は日本の42倍の額にも登っているのをご存知でしたでしょうか?

数字で見る日米スタートアップの違い
https://logmi.jp/business/articles/7767

こんな状態ですので、どんどん海外では新規事業が育ち、日本市場は食われます。
なので政治的に規制するしか侵食を免れる手段が「今は無い」と思います。

まとめ

今、海外フリーランスという言葉も流行り始めました。
ところが、彼らが受けている仕事は、そのほとんどが日本を対象にしたものです。
日本で仕事しているのと代わりはません。
海外の日本村みたいな価値観ではなく、国際的に自分の価値を発揮できること。
今後の社会の中で生き残るために必要なスキルです。

だからこそ、留学や英語を僕は進めています。
ぜひ、10年後も「安心して普通の暮らせる」ように英語にも挑戦してみてください。
人口も減り続けますし、高齢者もどんどん増えています。
可能性として10年後に日本国内だけでは、貧困に陥る可能性も割と高いです。

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ウエヤマ ショウタ

WEB制作 ✕ 事業づくり学習サービス「STARTOUT」|事業づくり実践学習サービス「WAREHOUSE」|教えない学校、IT留学シェアハウス「WORKROOM」|以上3つ運営してます。近々、上記の成果を束ねて、クリエイターと起業家が生まれ、事業が生み出され続ける町を作る人。ベルリンのホルツマルクトはロールモデル。

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