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ヒアリングをしよう

ディレクション|2019年02月14日

2019年02月14日
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では、今回以降、改めて実践しながら進めていきましょう。

まず初めに「実践方法」をお伝えしていきます。
項目ごとに実践しながら進めてみてください。

ヒアリングとは、クライアントから要望を聞き出す段階です。
直接クライアントと会って、何を求めているかを聞き出します。
何をするにも、ヒアリングで情報を把握しなければ始まりません。

ただ、ヒアリングを行うのは、クライアントがいる場合です。
相手がいなければ、ヒアリングも何もできません。

最初の「制作するWEBサイトを決めよう」でどの道を選びましたか?
下記の内容を選んだ場合は、実際にヒアリングを実践してみてください。

  • 知人から無料で制作を受ける

実際にクライアントがいるなら、直接ヒアリングしましょう。
何よりも良い訓練になります。

一方で、下記の道を選択された方もいらっしゃるはずです。

  • 営業用ポートフォリオサイト
  • 仮想案件サイト
  • 自分のサービスサイト

これらの道を選んだ方は、下記のように実践してみましょう。

まず、営業用ポートフォリオや自分のサービスサイトを選んだ方。
単純に自分の求めている要望や要件をまとめてみましょう。
クライアントは自分自身に他なりません。

仮想案件であれば、自分が企業の担当者になったと想定してください。
上司から、サイトのリニューアルを任されたとします。
自分が企業の担当者になったら、どんな要望を出すでしょうか。

それぞれ、状況を想定して実践に望んでみましょう。

ヒアリングの概要

では、さっそくヒアリングの方法に入っていきます。

ヒアリングは、オンラインでもオフラインでも構いません。
クライアントが遠方にいる場合はZOOMやスカイプなどを使います。

ただ、意思の不一致を避けるためにも、直接会えるに越したことはありません。
直接話をすると、参考サイトのすり合わせなど中心に、コミュニケーションがスムーズになりやすいです。
近くにクライアントがいる場合、可能であれば1度会っておきましょう。

相手が、どんな人なのかも分かりませんからね。

では、ヒアリングをする時に、一体どんなことを聞き出せば良いのでしょうか。
今回は、ヒアリングのポイントに絞って、ご説明させて頂きます。

まず、ヒアリングの日程を決めましょう。
当日は何を聞くか準備をして、万全の体制で望みます。
聞く項目についてご紹介しますので、実践してみてください。

ゴールはどこに設定するか

最も大事なのは、WEBサイトを作って、何を達成するかです。
ゴールが決まっていなければ、WEBサイトも設計できません。

ただ、一言でゴールと言っても色々あります。

  • お問い合わせの獲得
  • 商品やサービスの購入
  • 会員登録
  • ブランドイメージの向上
  • アナログ営業における武器

他にも、状況によって、たくさん存在するでしょう。
クライアントの状況次第でも変わります。

まずは先方と一緒に、目指すべきゴールを決めてください。
先方が迷っていたら、意思決定の手助けをすることも役目です。

メインカラー×サブカラー×テイスト

クライアントとの仕事で最も大事なのは、テイストの確認です。
もし、作るべきテイストのイメージが異なっていれば、クレームに繋がります。
それが、どれだけ優れたデザインでも関係ありません。
考慮すべきは、どれだけクライアントのイメージと成果物が一致しているかです。

特に「色」は大きく印象を変えてしまいます。
クライアントは赤をイメージしていたのに、青で作ったら、大変ですよね。
当然、作り直しは避けられません。

そこで、まずは、色をしっかりと決めましょう。
メインとなる色を決めることによって、方向性を明確化できます。

時々「色が分からないから何パターンか作ってくれ」という人もいます。
しかし、色のパターンを作るのも労力です。
報酬が少ないのなら、安請け合いはしないようにしましょう。
もちろん、報酬が高い場合は作ってもOKです。

ただ、色とはそれほど直感的に決めるべきものではありません。
必ず色の決定には理由があり、その色である「理由」があります。

色を「意味合い」からプロデュースする意識が大事です。
決まってないのなら、こちらから提案しなければなりません。
服のように気分によって変えるものではないのです。
ユーザーにとって最適な色を選んであげてください。

どんなコンテンツを作るか

ヘッダー付近に、目次のようなリンクのエリアがあります。
グローバルナビゲーションと呼ばれるエリアです。
主にグローバルナビゲーションに掲載される項目が、メインのコンテンツになります。

ヒアリング段階で、ざっくりメインのコンテンツを聞いておきましょう。
「絶対に必要なコンテンツ」を一緒に考えてください。

ただ、これで全ての作るページが決まるわけではありません。
ヒアリング段階で聞くのは、あくまでも基本となるページだけ聞きましょう。

聞き出した情報は、持ち帰って企画としてまとめます。
どんなページを作るか決定するのは、持ち帰って企画を改めて深く考える時です。
ヒアリングの時にすべて決めるわけではありません。

あくまでも基本は「提案」から始まることを忘れないでください。
僕たちはWEBを制作するプロフェッショナルとして活動しているのです。
どんなページを作るべきかも、当然、僕たちがアドバイスすべきです。

これは、クライアントが相手であれ、自社開発であれ、同じです。
ディレクションおよびプロデュースする上で「言われるがまま」はありえません。
自分の考えをどんどん提案し「意思決定をサポート」していきましょう。

参考サイトを3つほど

デザインのテイストや認識をあわせるためにも、参考サイトは必須です。
参考になる「WEBデザインリンク集」があります。
WEBデザインリンク集を一緒に見て、デザインの目安を決めましょう。

なお、オススメするのは、下記の3つです。

◆ bookma!
https://bookma.torch.blue/
おしゃれなWEBサイトが色々紹介されたリンク集。
現代のトレンドを取り込んだデザインが豊富です。

◆ イケサイ
https://www.ikesai.com/
一般的な企業の良いデザインが多く紹介されています。
コーポレートサイトや奇抜な演出が無い場合、特に参考になります。

◆ ランディングページ集めました
http://lp-web.com/
ランディングページのリンク集です。
ランディングページを作るときはこちらを参考にします。

上記のようなリンク集を一緒に見て、イメージをすり合わせましょう。
最初にどんなサイトになるかイメージを深めておくことが大事です。
完成形のイメージが異なれば「イメージが違う」とクレームになります。

ポイントとしては、同じ「色合い」と「テイスト」を選ぶことです。
全く異なる色合いやテイストを選んでも、イメージを一致させることは出来ません。
ですので、参考サイトのすり合わせ前に、カラーやテイストを選ぶ必要があります。

例えばテイストとして「可愛い」「親しみやすい」と決めたとします。
しかし、人によって可愛さや親しみやすさは異なるイメージを持っています。
だからこそ、感覚をすり合わせるために、参考サイト選びが必要なのです。
相手の感覚を参考サイトを通して一致させましょう。

写真×文章×ロゴなどの素材の有無

次に「素材」があるかを確認します。
基本的に素材の提供はクライアントの役割になります。
予算がある場合は自分で作ることもあるでしょう。

ただ、素材が無いことも多いです。

残念ながら、パンフレットのような情報媒体や以前のWEBサイトが無い限り、文章さえほぼありません。
写真も撮影が必要な場合も多々あるでしょう。

そんな時は、追加料金をもらって、こちらで準備すべきです。
先方にまかせていると、いつまで経っても素材が出てきません。
結果、納品が遅れ、お金にならないのです。

では、どうやって素材は準備すべきなのか。
基本的に、下記のような対応を取ります。

 写真の場合

フリー素材、もしくは有料素材を使います。
有料素材の場合は、使った分、請求しましょう。
僕の場合、下記の素材サイトを主に使っています。

◆ unsplash
https://unsplash.com/
フリーの写真素材集で、クオリティの高い素材が豊富です。
無料の写真素材では代名詞と言えるサイトです。

◆ ぱくたそ
https://www.pakutaso.com/
こちらもフリーの写真素材集で、クオリティの高い素材が豊富です。
日本人であることが特徴で、有名なフリー素材サイトです。

◆ freepic
https://jp.freepik.com/
こちらは、完全に無料というわけではありません。
有料ですが、月額数百円と安く、イラストまで手に入ります。
最もお世話になっている素材サイトと言えるのではないでしょうか。

◆ adobe stock
https://stock.adobe.com/jp/
Photoshopなどを提供するAdobeの素材サイトです。
月額かかりますが、クオリティの高い素材が手に入ります。
月々10枚までダウンロード可能で、使わない分は次の月に引き継ぎ可能。
どうしても他のサイトで手に入らない画像がある場合に使いましょう。

もしフリー素材で表現できない商品写真などは、カメラマンに撮影してもらいます。
もちろんお金もかかりますので、追加で料金をもらいましょう。

文章の場合

追加料金でライターさんにお願いするか、自分で書くかです。
少なくとも、無料で書いてあげられるほど、手軽な作業量ではありません。

もしパンフレットなどがあれば、抜き取って作ることも出来ます。
WEBサイトのリニューアルの際も、過去のWEBサイトから取得すればOKです。

しかし、特に何も無い場合はゼロから書く必要があるでしょう。

ロゴの場合

基本的に、まともな会社であれば、ロゴはあります。
しかし、どういうわけか、元データが無い時が多いんですね。
もしくはロゴ自体、存在しないこともあります。

ロゴが存在しない場合は、追加料金で作りましょう。
強くこだわりを持たれる部分なので、セットにしてはいけません。
気軽に受けてしまうと、修正も多く、割に合わない作業になることも多いです。
受けてしまって公開しても、もはや後の祭りです。
セットにするとしても、しっかりロゴ料金を上乗せしましょう。

もしロゴはあるのに、元データが無い場合はどうすべきか。
その場合は、ロゴをトレースしてデータを作ります。
もしくは、既存の画像をキャプチャして使います。
トレースする場合もちゃんとトレース費用を見積もってください。

見積もりに関しては自分の時給から逆算しましょう。
何時間かかりそうかを考え、見合う見積もりを出せばOKです。

納期とスケジュール感

いつまでに仕上げるかを決めておきましょう。

とは言え、明確に納期がある場合がほとんどです。
大手のキャンペーンなどは、確実に納期が決まっています。

ただ、納期が具体的で無いことも多々あるでしょう。
中小企業のコーポレートサイトなどは特に納期が不明確です。
先方も「なるはや」としかイメージを持っていないこともあるでしょう。

そんな時は、納期を決めないと、納品が遅くなります。
ダラダラと続けていれば、支払いまで遅れてしまいます。

結局、納品しなければお金はもらえません。
こちらから納期を決めて、スケジュールも主導していきましょう。

明確な納期と、スケジュールを決めてください。

その2つさえ決まれば、クライアントも期限通りに動きやすくなります。
なるべくスケジュールと納期を守り、しっかりと納品しましょう。

WordPressおよびブログ機能実装の有無

多くのWEBサイトでWordPressが導入されています。
特にGoogle検索からの集客も考えると、ブログの希望が多くなりました。
また、定休日や自社の情報など、ニュースも更新希望が多い機能です。

こうした更新機能をつける時はWordPressが便利です。
WordPressで更新機能をつければ単価も上げることができます。
しかも、慣れたら実装だって、手間ではありません。

なお、WordPressは提案しないと忘れられがちです。
というのも、例えばニュースを自分で更新したいとクライアントが考えている場合、特別な作業なしに簡単に更新できると思っているケースも多いのです。
先方からしてみたら、WordPressの存在さえ知りませんので、ニュースを自分で更新するための仕組みが必要なことも知りません。
なので、希望を出してもらえないことも多いのです。
あとから「できないの?」と言われる可能性もあるので、先にこちらから伝えておきましょう。

そんなわけで、WordPressの有無について確認しておきましょう。
更新機能は最初からついている、と勘違いしている人もいます。
トラブルの元なので、最初から聞いておくようにしましょう。

お問い合わせフォームの基本仕様

次にお問い合わせフォームをつける場合です。

案外、要望の多い部分なんです。
単純にメールが送信できればOKというわけではありません。

では、何を確認すれば良いのか。
手っ取り早いのは、サンプルをいくつか用意しておくことです。

例えば、郵便番号を入れたら住所が出るなど特殊な機能があるもの。
特に特殊な機能はなく、ただ入力して送信するだけのもの。

お問い合わせフォームと言っても、様々あります。
あとから、予期していなかった難しい機能を求められた場合、トラブルになります。
工数が跳ね上がり、追加料金を交渉することになるでしょう。

そうならないためにも、最初からお問い合わせフォームの仕様を確認しましょう。
案外、見落としがちなので、チェックするようにしてください。

サーバーやドメインの有無

最後に、サーバーやドメインを持っているかです。
すでに持っていれば、サーバーやドメインの情報を渡してもらってください。
もし持っていなければ、借りてもらう必要があります。

相手が借り方が分からないほど知識が無い場合は、一緒に借りてあげます。
次回の打ち合わせなどで、クレジットカードを持って来てもらいましょう。
そして、隣で指示を出しながら借りてもらってください。

自分自身で1つサーバーを借りて、管理料金をもらうこともあります。
それはそれで、月額でお金が入るので、良いかもしれません。
しかし、もし自分がサーバーを管理できなくなった時が面倒です。

例えば、WEBサイト制作事業自体をやめた時、どうでしょう。
サーバーに色々な会社のサイトがありますよね。
その管理を、誰に任せれば良いでしょうか?
もし自分で管理するなら、辞めた時のことも考えておきましょう。

引き継いでくれる人が入ればそれでも良いでしょう。
もし、いない場合は、面倒くさいことになります。
トラブル対応もつきものですし、管理側になった時の面倒臭さを考慮しましょう。

まとめ

以上の項目が、最初のヒアリングで聞くべきことです。

少し多いと感じるかもしれませんが、ここが重要なのです。
どれ1つとして欠けても、トラブルになりがちです。

もし、ご自身でディレクションする場合。
上記の項目をメモした上でクライアントさんに会いに行ってください。
そして、時間を2時間ほどとってもらい、漏れなく聞き出しましょう。
最初にしっかりと決めることが、後のトラブルを激減させます。

あとは、記録方法としてメモだけではなく、音声でも録音しましょう。
パソコンやスマホで録音し「言った言わない問題」を防ぐ必要があります。

しつこいほど相手の認識をあわせることで、トラブルを減らします。
何もトラブルを起こさず最後までやりきることを、まずは重要視してください。

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ウエヤマ ショウタ

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